2007年 04月 18日
旅の匂いのする本
授業と全然関係ないことばかりアップしておりますね。。。^^;
実は先日、ある方と本の話をしていたのですが、ついついそれで
私が英語学習をはじめた頃のことを思い出してしまいました。
そもそも、私が英会話を始めようと思ったのは、
うちの店の常連さんだったKさんとH先生が
ネイティブの友人を連れてきては楽しそうに談笑しているのを
毎日見ていたのがきっかけなんです。
後からそのお二人に
「どうしてあんなにしゃべれる様になったんですか?」と聞くと
お二人とも、「いや、ラジオ英会話で勉強しただけなんですよ」とおっしゃる。
「ラジオだけで、そんなに?」
「毎日タイマー録音して、そのテープを通勤途中に聞いてね。
そして、そこで覚えたフレーズを
無理矢理に相手をつくって、とにかく毎日使ってみるんですよ。
それの繰り返しですね。僕は二年くらいやりました。」
それをきいて、「あ、私もそのくらいだったらできるかも?」と
安易に思ったのがきっかけでした。
その頃は、まだ私は店をやっていて、メインの仕事はカフェ。
英語で仕事をしよう…とかいう明確な目的は一切持っていませんでした。
しかし単に、思いつきで始めてみた英会話は、面白くて目を見張る思いで
バイトの希ちゃんと一緒に、「褒め殺しフレーズ集」とか「口説きの英会話」とか
雑誌を元に原稿を作っては、毎日ケタケタ笑いながら楽しく勉強しておりました。
(この「楽しく」というのが大きなポイント)
その後、一緒に英検を受けたり、TOEICを受けてみたり。
本当に、今思えば、一緒に勉強する相手がいてくれたからこその成果であって
もし一人でやっていたら、そんなにも長くは続かなかったと思います。
この勉強仲間の希ちゃんも、カリフォルニア滞在の後、
日本に帰って、今や、外語学院の先生です。
さて、その「英会話を学習しようかな」と思うきっかけになった方のひとり、Kさん。
今は、市議会議員をしてみえますが、昔は新聞記者さん。
私よりもふたつ程年上の方。
その方のオススメで、当時、沢木耕太郎の「深夜特急」のシリーズと
小林紀晴の「アジアン・ジャパニーズ」という本をお借りして、
希ちゃんと回し合いながら読みました。
「深夜特急」はバックパッカーのバイブルの様に言われている本。
超・有名ですよね。
とはいえ、読んだことがずっとなかった本でした。
しかし、私もやはり食わず嫌いだったのか、
読んでみてその世界に引き込まれ、一気に最後の巻まで読破してしまいました。
一方、もう一冊の「アジアン・ジャパニーズ」は、
作者が実際に旅先で出会ったアジアに暮らす日本人の姿を
写真と文章を通して、読み手も感じることができる、そんな本。
視覚と文章のコラボというその世界に惹かれましたね。
写真って不思議なもので、同じ対象物を撮ったとしても、
撮る人によって何故か違う写真にできあがるんです。
これらの本は、単なる旅行記というだけでもなくて、
なんというかなぁ・・・
旅と一緒に過ぎる、ほろ苦い時間と
人々との関わりみたいなものが描かれていたように思う。
その頃、かなりの量の映画をビデオで毎日見ていた私は、
「ミッドナイト・エクスプレス」という有名な映画も同時期に見たし
「シェルタリング・スカイ」という、これまた有名な映画も見ました。
二つとも、ある意味少し怖い旅の映画であると言えます。
すごく印象がキツかった。
(どちらも思いっきり暗い映画なので、あまり中高生にはお勧めじゃないけど^^;)
私は今までに、あまり旅をしてはいません。
しかし、本や映画は、時として、
居ながらにして見知らぬ土地に連れていってくれます。
それを作った人の目を通して見る世界。
なかなか良いものです。
旅という、非日常。
非日常でありながら、自分の日常を絶えず意識する時間。
きっと、そこに見知らぬ人がいて、その人たちと関わることにより
旅の何らかの価値があるのでしょうね。
―そう考えると、生きること自体が旅なのかなぁ。
(でも、英語が話せると、絶対に損はしないヨ)
友達のリカちゃんに送ってもらった、コスタリカの写真です
実は先日、ある方と本の話をしていたのですが、ついついそれで
私が英語学習をはじめた頃のことを思い出してしまいました。
そもそも、私が英会話を始めようと思ったのは、
うちの店の常連さんだったKさんとH先生が
ネイティブの友人を連れてきては楽しそうに談笑しているのを
毎日見ていたのがきっかけなんです。
後からそのお二人に
「どうしてあんなにしゃべれる様になったんですか?」と聞くと
お二人とも、「いや、ラジオ英会話で勉強しただけなんですよ」とおっしゃる。
「ラジオだけで、そんなに?」
「毎日タイマー録音して、そのテープを通勤途中に聞いてね。
そして、そこで覚えたフレーズを
無理矢理に相手をつくって、とにかく毎日使ってみるんですよ。
それの繰り返しですね。僕は二年くらいやりました。」
それをきいて、「あ、私もそのくらいだったらできるかも?」と
安易に思ったのがきっかけでした。
その頃は、まだ私は店をやっていて、メインの仕事はカフェ。
英語で仕事をしよう…とかいう明確な目的は一切持っていませんでした。
しかし単に、思いつきで始めてみた英会話は、面白くて目を見張る思いで
バイトの希ちゃんと一緒に、「褒め殺しフレーズ集」とか「口説きの英会話」とか
雑誌を元に原稿を作っては、毎日ケタケタ笑いながら楽しく勉強しておりました。
(この「楽しく」というのが大きなポイント)
その後、一緒に英検を受けたり、TOEICを受けてみたり。
本当に、今思えば、一緒に勉強する相手がいてくれたからこその成果であって
もし一人でやっていたら、そんなにも長くは続かなかったと思います。
この勉強仲間の希ちゃんも、カリフォルニア滞在の後、
日本に帰って、今や、外語学院の先生です。
さて、その「英会話を学習しようかな」と思うきっかけになった方のひとり、Kさん。
今は、市議会議員をしてみえますが、昔は新聞記者さん。
私よりもふたつ程年上の方。
その方のオススメで、当時、沢木耕太郎の「深夜特急」のシリーズと
小林紀晴の「アジアン・ジャパニーズ」という本をお借りして、
希ちゃんと回し合いながら読みました。
「深夜特急」はバックパッカーのバイブルの様に言われている本。
超・有名ですよね。
とはいえ、読んだことがずっとなかった本でした。
しかし、私もやはり食わず嫌いだったのか、
読んでみてその世界に引き込まれ、一気に最後の巻まで読破してしまいました。
一方、もう一冊の「アジアン・ジャパニーズ」は、
作者が実際に旅先で出会ったアジアに暮らす日本人の姿を
写真と文章を通して、読み手も感じることができる、そんな本。
視覚と文章のコラボというその世界に惹かれましたね。
写真って不思議なもので、同じ対象物を撮ったとしても、
撮る人によって何故か違う写真にできあがるんです。
これらの本は、単なる旅行記というだけでもなくて、
なんというかなぁ・・・
旅と一緒に過ぎる、ほろ苦い時間と
人々との関わりみたいなものが描かれていたように思う。
その頃、かなりの量の映画をビデオで毎日見ていた私は、
「ミッドナイト・エクスプレス」という有名な映画も同時期に見たし
「シェルタリング・スカイ」という、これまた有名な映画も見ました。
二つとも、ある意味少し怖い旅の映画であると言えます。
すごく印象がキツかった。
(どちらも思いっきり暗い映画なので、あまり中高生にはお勧めじゃないけど^^;)
私は今までに、あまり旅をしてはいません。
しかし、本や映画は、時として、
居ながらにして見知らぬ土地に連れていってくれます。
それを作った人の目を通して見る世界。
なかなか良いものです。
旅という、非日常。
非日常でありながら、自分の日常を絶えず意識する時間。
きっと、そこに見知らぬ人がいて、その人たちと関わることにより
旅の何らかの価値があるのでしょうね。
―そう考えると、生きること自体が旅なのかなぁ。
(でも、英語が話せると、絶対に損はしないヨ)
by kunikonakazato
| 2007-04-18 15:47
| 邦子さんの個人的な話