21歳一生説

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※大学の卒業式の時の写真です



きっかけがあり、学生の頃のことを、少々思い出していました。





誰にでも、ターニングポイントというものが存在すると思います。
私には、それが21歳の頃。

何故そうインプットされたかというと
その頃、私ははるばると名古屋まで
父のいきつけの歯科医院に通っていました。21歳の冬のこと。



治療が終わり、会計を済ますために受付に行くと
受付の女の方が「あれー、ごめんなさいね。何かついてとれてないわぁ」
と、私の口元を、ハンカチでごしごしこすってくれるのです。
「ちゃんとおちないわ。また見ておいてね」
そう言われて、歯科医院を出て、トイレで鏡を見たら…
それは、歯の型をとる石膏が付着したのではなくて
単に、私の口の周りの皮膚が、乾燥してぼろぼろと小さくむけてきていたのでした。


そのときに思ったね。悟りました。
今までは、若いから、皮膚の再生能力があった。
でも、もう無くなってきてるんだ…って。


そうなんです。
私は、その時に自分の「下り坂」を初めて感じました。
そして、そこから下りっぱなし。
人にその話をすると、「ちょっとそれって早すぎない?」と言われますが
でもでも、私には21歳がターニングポイント。
「上り」が「下り」にシフトした歳でした。
それまでは、自分は若い若いと思っていたけれど、ああ、もう若くないんだって。




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私には、21歳は何かとリアリティに噛まれる歳であって
世の中は厳しいんだな、と自覚した歳でもありました。
そしてそれは、自分だけではないような。
友達の過去の恋愛話を聞いていても
その人自身、「大恋愛」とか「トラウマ」とか認識しているのは
不思議とその人が21歳くらいの時のことだというパターンが、多いような気がします。


そんなこんなで、私はよく唱える。「21歳一生説」。
21歳はその人の中で、とにかく残る。
それは実は、外からの影響や原因によるものではなく
自分の感受性のピークであったりするのかもしれません。




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それから何十年もたってるな。
いつまでも、精神年齢は21歳のままなんだけど。
そこが哀しいといえば哀しい。
80歳になっても、きっと中身はこのままだ。




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by kunikonakazato | 2012-07-15 23:01 | 邦子さんの個人的な話

再びカフェ(The sad cafe)をはじめました♪


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